バンクイックの過払い金請求の特徴と方法とは?
最終更新日:2025年05月06日

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バンクイックとは?

利用限度額 | 500万円 |
審査時間 | 最短翌日 |
融資までの時間 | 最短翌日 |
借入金利 | 年1.8%~14.6% |
無利息サービス | 無し |
土日の借入 | 〇 |
貸付対象 | 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さまで、保証会社(アコム㈱)の保証を受けられるお客さま。 原則安定した収入があるお客さま。 |
対応可能な取引方法 | 口座振替、ATM、口座振込 |
在籍確認 | 〇(無しに変更可能) |
郵送物 | 〇(無しに変更可能) |
バンクイックとは、三菱UFJ銀行が発行するカードローンのことです。
バンクイックは以下のような特徴があります。
- 三菱UFJ銀行・提携コンビニATM利用手数料が無料
- 金利は年1.8%~14.6%と低い
- 申込~返済までアプリで完結
- 三菱UFJ銀行の口座がなくても申込可能
- 在籍確認が書類だけでできる
過払い金とは

過払い金とは、利息制限法で定められた上限の金利以上に支払った利息のことです。
簡単に言うと、本来支払う必要がないにもかかわらず、カード会社に支払いすぎたお金のことです。
銀行やクレジットカードでのキャッシング、信販会社、消費者金融などの貸金の金利は、「利息制限法」という法律により、金額に応じて15%~20%と定められています。
しかし、過去には「出資法」という法律の定める上限金利29.2%までは刑事罰が科されない時期があったため、カード会社は20%を超える金利で違法に利息を取っていたのです。
その後、最高裁の判決がきっかけとなり、グレーゾーン金利によって違法に取られていた利息を「過払い金」として請求できるようになりました。
また法律の改正によって、2010年6月18日以降、出資法の上限金利は20%に引き下げられ、グレーゾーン金利は撤廃されています。
【利息制限法】
特徴
- 融資金額10万円未満→上限金利20%
融資金額10万円以上100万円未満→上限金利18%
融資金額100万円以上→上限金利15% - 超過金利によって発生していた利息は無効だが罰則なし
【出資法】
特徴
- 融資金額に関係なく一律上限金利29.2%
- 上限金利を超過した場合の罰則が制定
もし、20%超~29.2%未満の金利で融資していた場合、利息制限法には違反していても出資法には違反していないので罰則がないということになります。
そして、知らぬうちに上限金利以上の金利がかさましされているという事態が起きてしまうのです。
過払い金が発生する条件

①利息制限法で定めた金利よりも高い金利で借入をした
利息制限法で定めた金利よりも高い金利でお金を借りていた場合は、過払い金が発生している可能性が高いです。
借入の手続きをする時にもらった資料やATMの明細などを見て、どれだけの利息がついているのか確認してみてください。
②完済から10年が経過していないこと
過払い金が時効になっていない場合は、過払い金が請求できます。
ただし貸金業者との最後の取引から10年以上になってしまうと、過払いの請求権が消滅していしまいます。
例えば、2005年2月に借入をして、2012年3月に完済している場合には2022年3月で10年が経過し、時効を迎えてしまいます。
もし過払い金があるかもしれない、確かめたいという方は早めに弁護士に相談しましょう。
③2010年6月以前の借入であること
グレーゾーン金利を失くすために出資法が改正されたのが2010年6月なので、過払い金であると認められるにはその前に借入していることが条件になります。
よって、2010年6月以上に結んだ契約に基づいた借入には過払い金は発生しません。
相談する前に借入時期を確認しましょう。
バンクイックへの過払い金請求の特徴

三菱UFJ-VISAから借入がある場合には信用情報への影響に注意
三菱UFJ銀行でカードローン「バンクイック」の契約をされている場合には、同じ三菱UFJ銀行系列のアコムが保証会社となっているのですが、バンクイックではなく、「三菱UFJ-VISA」というカードローンについては、ニコスが保証会社となっています。
そして、「三菱東京UFJ-VISA」というカードローンを利用されている方が、過去に取引をしていた日本信販の取引についてニコスに過払い請求をすると、三菱UFJ銀行のカードローンが代位弁済となる可能性があります。
過去の日本信販の取引について過払い請求をすることで、ニコスが保証している銀行のカードローンが代位弁済になるのは不自然な感じがしますが、イオン銀行の保証会社となっているイオンクレジットサービスに過払い請求をしたところ、イオン銀行のカードローンに代位弁済が発生した実例があります。したがって、ニコスの場合にも、同様の事態が発生しないとは言い切れません。
信用情報に絶対に影響を与えたくないという方で、三菱UFJ銀行のカードローンがある場合には、カードローンを完済した後にニコスに過払い請求をする方が安全だと思います。
代位弁済とは借主が何等かの理由で借金の返済が出来なくなったとき、間に入っている第三者(保証会社等)が、貸主に代わって借金を返済することです。
代位弁済は、信用事故の扱いを受けます。
過払い金の支払時期は和解成立から平均3か月程度かかる
借金の返済に回すためにすぐに過払い金が欲しいという方もいらっしゃると思いますが、バンクイックの場合は和解成立から平均3カ月程度かかります。
これは弁護士や司法書士などの専門家が貸金業者と交渉をして、双方納得した額がまとまった時に過払い金が返還されるからです。
過払い金が発生している可能性は極めて低い
バンクイックは大手である三菱UFJ銀行のバンクイックでは低金利で貸し付けをおこなっていたので、過払い金が発生している可能性は極めて低いです。
過払い金があるかどうか確認したい場合は利用明細を見てみてください。
バンクイックの過払い金請求をする方法

バンクイックだけではなく、ほかのカードローンでも過払い金があった場合、自分で交渉するか専門家に依頼するかという2つの選択があります。
自分で交渉する場合のメリット・デメリット
自分で交渉するメリット
- メリット
費用が発生しない
弁護士や司法書士などの専門家に依頼する場合、依頼料が発生しますが、自分で手続きや交渉を行えば、その費用は発生しません。
デメリット
- 交渉が難しい
- 同居している家族にバレる
自分で交渉をすると交渉が難しいという点がデメリットです。
バンクイックなどの金融業者は、過払い金請求に対する交渉に慣れているので、自分が過払い金請求をする際に、知識がないとバレてしまうと強気に交渉される場合があります。
さらに、過払い金請求にはとても時間がかかるので忙しいという方にはあまりおすすめできません。
また、過払い金を請求する際に手続きに関する書類はすべて自宅に送られます。
過払い金請求の書類が自宅に届くということは、過去にまたは今現在も借入している証拠になってしまいます。
借入をしていることを隠したいという方は専門家に依頼した方がいいでしょう。
専門家に依頼する場合のメリット・デメリット
メリット
- 時間や手間が省かれる
- よりスムーズに手続きができる
弁護士や司法書士などの専門家に依頼すると、過払い金請求する際の手続きを代わりにやってくれるので、時間や手間が省かれます。
自分で行う場合は開示請求、取引履歴の入手、引き直し計算、裁判をする前の和解交渉、裁判・共生執行までを自分一人で行分ければなりません。
やはりそれらを一人でやるとなると、時間がかかります大変ですし不安でしょう。
特に過払い請求についての知識がないとかなりの負担になると考えられます。
また、専門家に依頼した方がスムーズに取引をすることが出来ます。
例えば、一人で行うと取引履歴を取り寄せられなかったり、あまり納得できない結果になってしまうことがあります。
そのようなことを避けるためには費用がかかるとはいえ、経験や知識を持っている専門家の方が得策といえるでしょう。
デメリット
- 費用がかかる
- 悪徳事務所に依頼していしまう恐れがある
デメリットとして挙げられるのは、やはり費用がかかるという点でしょう。
過払い金請求にかかる費用の相場は10万円程度です。
さらに、和解で過払い金を取り戻した場合は20%、裁判の場合は25%が成功報酬の上限になっています。
このように費用がかかるため、過払い金があったとしてもマイナスになってしまうことがあります。
まず、無料で過払い金についての相談をして、かかる費用を差し引いてもプラスになるのか確認をしましょう。
また、なかなか自分で法律事務所に相談することは無いと思うので、よくわからず悪徳事務所に依頼してしまう可能性もあります。
悪徳事務所は高額な報酬を求めたり、手続きを報告せずに依頼認の承諾を得てないまま和解してしまいます。
悪徳事務所に依頼しないためには、料金体系について事前に確認したり、口コミを確認するようにしましょう。
過払い金請求の流れ(完済している方)

- 電話かメールで問い合わせ
- 相談予約
- 弁護士と面談による相談
- 依頼
- 過払い金があるか調査
- 三菱UFJ銀行との交渉または訴訟
弁護士事務所に依頼すると、普通過払い金があるか、またどれくらいの額があるかの調査まで無料で行ってくれます。
それ以降の交渉や訴訟から成功報酬・着手金を払わなければなりません。